赤い迷路 あらすじ 第6話 「幻の父」

自殺未遂をした由紀子が、うわ言で正人の名前を読んでいる
ので、見舞いに来て欲しいと乳母のクメから正人に電話があり
ますが、正人はお見舞いの言葉だけを言い、お見舞いに行く
ことは断ります。しかし気になった正人は結局出掛けます。

到着した正人にクメは、由紀子が残した封筒を手渡します。
封を開けると手紙と一緒に別の封筒も入っていました。手紙
には誰か分からない人からの封書の中身にショックを受け、
死のうと思った書かれていました。そして封書中身のグラビア
写真の潤と一緒に偶然に写っている人をよく見て欲しいとも
書いてあります。

そのグラビア写真は、東京24時と書かれており、 地下鉄の
工事現場写真だったのです。そして潤と一緒に写っていた
のは、江上勝だったのです。

目が覚めた由紀子に、正人は江上勝かと聞きます。この男
こそがなんと明子の真の父親なのです。由紀子は江上が
妙子を殺したと思って死のうとしたのでした。

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しかし正人は、強盗傷害事件の事項まであと4ヶ月の江上が
わざわざ殺人を犯すとは考えられないと言います。正人は
江上と明子の関係を知った何者かが、妙子を強請ったのでは
ないかと推理します。そしてグラビア写真は、正人が預かる
ことにしたのです。

正人は翌日喫茶店ビレッジで、グラビア写真を掲載した雑誌
を調べてくれるよう、週刊誌編集長の大崎に電話で依頼しま
す。その回答の連絡を待っている間に、壁に目を向けると、
あのグラビア写真と同じ写真が飾ってあり、マスターの村井
誰が撮った写真かを尋ねると、三崎だということです。毎日
夕方には見せに立ち寄るとの事なので、正人は話を聞いて
みようと考えたのでした。

検事の柳田は刑事たちに反対されるも、証拠不十分で潤を
釈放しました。

正人が留守中に大山教授が研究室来て、今後は一切の
精神鑑定の仕事を断るようにと教授会で決まったことを
告げに来たのでした。その後正人が戻り、窓から由紀子
の姿を見つけたので、正人は外へ出かけ由紀子と会い
ますが、それを京子が見ていたのでした。

正人は例のグラビア写真を撮影したカメラマンが判明し
たことを話します。由紀子は本当の母親であることが
バレるからもう明子と会えないと言って泣きます。正人
はそれだけは絶対避けなければいけないと言い、由紀
はその場を立ち去ります。

柳田の所に2人刑事が来て、正人が関わった事件で逆恨
みをされそうな事件を調べたら、当事者でずっと東京に
いる人間がいると報告し、それはビッレジの常連客の
三崎でした。

正人がビレッジで待っていると、夕方に三崎がやって
来ました。写真の事を尋ねると、9月20日過ぎに撮影
したと言います。そこへ潤も来たので、一緒に写ってい
る男の事を聞きますが、潤は知らないと言うだけで、店
を出て行きます。その後京子が店に来て、正人と二人で
店を出て、結城家に向かいます。

家に到着すると検事の柳田がおり、明子は買い物に出
掛けたことを告げると、京子は迎えに出掛けます。入れ
違いに明子が帰宅します。柳田は正人に何か隠している
ことはないか尋ねますが、正人ははぐらかします。

柳田が帰った後、明子は正人に京子は正人が好きみたい
だが、自分は新しい母親はいらないと言います。

京子が帰宅すると電話があり、相手の男が正人と仲が
いいようだが、あんまり正人に近づくと、妙子のように
なっても知らないぞと脅迫しました。京子は犯人は身近
なところにおり、、罠を張ればおびき出せるのではと考
えます。

正人は潤の住んでいたアパートを訪ねますが、アパート
からは追い出されていたのです。そして次に工事現場に
行きますが、ここでも殺人犯の汚名により、仕事が出来
なくなっていたのです。正人は潤の同僚にグラビア写真
を見せて潤と一緒に写っている男のことを尋ねると、
「かっちゃん」じゃないかと言って知っているようだっ
たが、どこにいるのかまでは分かりませんでした。

京子が喫茶店ビレッジに行くと、そこに潤もいました。
そして常連客の三崎が、京子にサツのまわし者かと言い、
正人が自分の父親のことを聞いてきたと、ついしゃべった
のです。京子は三崎の父親が正人の精神鑑定を受けたので
はと気づきます。

京子は今度からは正人に結城家の鍵をもらって、ここで正人
を待たなくていいように仕しようと、わざと大きな声で言い
ました。わざと正人と今でも親密な関係にあることをほのめ
かしたのです。そして正人が帰ってきたので、一緒に腕を組
んで結城家に向かいました。これが京子の張った罠だったの
です。

妙子殺害の際の凶器が見つかり、それは工事用のヘルメット
で、付着していた血痕が潤の血液型と一致し、指紋まで出た
のでした。柳田は電話で、潤を再逮捕したことを正人に告げ
ます。

潤は何者かに嵌められて犯人にされようとしているのでは
ないかと、正人は考えます。そして犯人を先に確保して、明子
の本当の父親のことを言わないように頼もうと、正人のところ
へ来た由紀子に言うのでした。

正人は柳田に、潤と二人で話させて欲しいと頼みます。すると
柳田は、何を隠しているのだと正人に詰め寄ります。

正人は潤と二人で話が出来たのか、そして本当の犯人は江上
なのか、また三崎は事件に関わっているのか、気になりますね。


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