探偵物語 松田優作 第18話 「犯罪大通り」

松田優作の代表作の一つと言えるドラマですね。
松田優作演じる主人公工藤俊作は、サンフランシ
スコで刑事をしていた経験を持ち、仲間を殺され
た過去を持ち、仲間を作ることを恐れるようにな
り、日本に戻り東京で探偵事務所を構えます。

第18話は、工藤はある時、矢が刺さったサンマが
銃声とともに降ってきて、補聴器を付けた不気味
な男(石橋蓮司)に出くわします。男は獲物を黒猫
に持っていかれるところだったと言い、工藤は失
笑します。

そして工藤が武器商人の元へ行き、外に変な男が
いると言うと、そこにいた篠田権三郎(ハナ肇)が、
補聴器を付けた男かと言い、あれは殺し屋だとも
言います。篠田から銃を買い取っている武器商人
は、篠田は大阪のヤクザで1人の女性を探してい
るので、工藤に探して欲しいのだと説明します。

篠田が探している女性の写真を見せ、名前は銀子
(熊谷美由紀)で大阪でたこ焼き屋の屋台で働いて
いたが、東京で会うことになっていたと話します。
そして銀子を探してくれたら200万円払うと言う
のですが、銃を売っているヤクザが200万円も払
えるのかと工藤が言うと、取り敢えず銃を売った
金の10万円を払うと言い、残りも銀子を見つけた
ら必ず払うと言うのです。

2人はおでんの屋台に行きます。そして篠田は、
銀子がブラジルに行って歌手になろうとしている、
雲を掴むような話だと言うのです。

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工藤はセントラルスタジオへ行き、プロダクショ
ンの男に銀子の写真を見せて来なかったかどうか
尋ねると、確かに来たと言います。何でも土地成
金の娘で父親がゴルフ場を経営しており、1億円で
売り出して欲しいと言われたそうなのです。

工藤はオーディション収録中に、小林幸子の「おも
いで酒」を歌う銀子を見かけます。オーデション終
了後に銀子の泊まっているホテルに行って彼女に会
います。銀子は工藤をプロダクション関係者と勘違
いします。工藤は本当に1億円の準備金はあるのか尋
ねます。すると銀子はベッドに隠している1億円を工
藤に見せます。工藤は1億円は嘘ではなかったんだな
と呟き、篠田というオッチャンを知っているかと言い、
自分は篠田からお前を探してほしいと依頼された探偵
だ、篠田と東京で会う約束をしていたんだろと言いま
す。銀子は彼はただの屋台の客だと言います。

工藤はただの屋台の客が1億円もくれるのかと銀子
に言います。すると銀子は私のために貸してくれた、
これ以上詮索するなら警察を呼ぶと言うのです。工
藤は警察に白黒はっきり付けてもらってもいいと答
えます。

工藤が銀子にちゃんと説明しろと言うと、銀子はある
夜篠田から1億円あったらどうするか聞かれ、ブラジ
ルでたこ焼き屋の屋台でもやるかと答えたら、その
2~3日後に本当に1億円を持ってきたと言うのです。
そして銀子は、私が歌手になって有名になったら蒸発
した父親が現れるはずだから、どうしてもこのお金が
必要だと言います。そして現れた父親に文句を言い
たいと言うのです。工藤は金を出した篠田の気持ち
はどうなるのかと問います。銀子は工藤を金で買収
して見逃してくれるように頼みますが、工藤は拒否し、
この金を、篠田の属するヤクザの組に雇われた殺し
屋も狙っていると説明し、一体この金の出処を知って
いるのかと銀子に言います。

実はこの金は、大貫(谷本一)という男が大学の不正
入学の裏金を横領したもので、それを篠田が盗んで
いたのです。はたして1億円を巡るバトルの結末は・・・

今回のゲストは、第1話に続き後に松田優作と結婚す
る熊谷美由紀さんに、ハナ肇さん、石橋蓮司さんと
豪華な布陣です。石橋蓮司さん演じる殺し屋は銃声音
で鼓膜がダメになってから矢を使うようになったとい
う設定ですが、なかなか個性的な殺し屋を演じられて
いました。松田優作との絡みも笑えます。


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