松田優作の代表作の一つと言えるドラマですね。
松田優作演じる主人公工藤俊作は、サンフランシ
スコで刑事をしていた経験を持ち、仲間を殺され
た過去を持ち、仲間を作ることを恐れるようにな
り、日本に戻り東京で探偵事務所を構えます。
第16話は、工藤の事務所に旧友のジョージ(ジョ
ー山中)がアメリカから帰国してやって来ます。
工藤が何か悪いことでもして帰ってきたのかと問
いますが、ジョージははぐらかすのでした。
ホテルに戻ったジョージは、警察無線を盗聴して
何かの動きを探ります。そして代々木公園で殺人
事件が起こり、現場から黒のスーツに黒のサング
ラスの男が逃亡したという事件の無線を聞くと、
売春婦のたえこ(根岸季衣)を呼び、ある事を依頼
します。
工藤の事務所を訪ねてきたたえこは、ナンシー
(ナンシー・チェニー)とかほり(竹田かほり)から、
昼食に出かけたことを聞き、直接工藤のいる定食
屋へ行きます。そしてたえこは工藤に探偵料10万
円と経費10万円を渡し一緒に代々木公園に来て、
探してほしい人物がいると頼みます。そこで工藤
は愛車ベスパにたえこを乗せて代々木公園に向か
います。
公園に到着すると、2人の男が工藤の方を見てい
ました。たえこはあの2人は偽物の刑事で、どちら
でもいいから住所か名前のどちらか突き止めてほ
しいと依頼するのです。すると2人の男が工藤の
方に近づいて来て、先程発生した殺人事件の現場
から逃亡した容疑者に似ているからと任意同行を
求めます。工藤が拒絶すると、2人は銃を向けてく
るものの工藤は偽物と踏んでいたのですが、実は
本物で逃げようとしますが、捕まります。ちょう
どそこへ、服部刑事(成田三樹夫)と松本刑事(山西
道広)がやって来ます。服部刑事が工藤に殺しが出
来るはずがないと、工藤の濡れ衣を晴らしてくれる
のです。
工藤がすぐに釈放されたことを知ったジョージは、
悔しがりますが、たえこに謝礼として100ドル渡し
ます。昔ジョージが浜で、工藤のせいで女子高生を
襲った犯人としてブタ箱に入れられたことを恨ん
でいたので、仕返しに今回の事を仕組んだのです。
だから必ず復讐すると言うのです。
またジョージが警察無線を盗聴していると、月島
に武器を暴力団が隠している事を知った警察が、周
りを取り囲んでいるという情報を掴みます。そして
ジョージは工藤に連絡を取って会い、月島の倉庫へ
行って欲しいと頼むのです。
工藤は暴力団に捕まるし、再び警察にも捕まって
しまいます。しかしジョージは工藤を嵌めようとし
ている事以外に、ある爆破事件にも関わっていて・・・
今回のゲストはジョー山中さんです。松田優作とは
映画「人間の証明」でも共演していますね。今回の
劇中でも人間の証明のテーマをジョー山中さんが
口ずさむシーンがあり、松田優作が古い歌歌いやが
ってと言う所は面白いですね。
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