赤い迷路 あらすじ 第12話 「恋祭り」

京子は何とか命は助かりました。潤はガスストーブのガス線
が切られているのを見つけます。正人は潤と京子にこの一件
に関わることを諦めてほしいと頼みますが、潤は一向に諦め
る素振りを見せません。

また正人は京子に、明子が出生の秘密を知ってしまったら、
自分のもとから去って行くのではないか不安だと告白します。

研究室では、大山教授が研究室を牛耳っており、精神鑑定の
仕事も大山教授の名前でなされると言明するのでした。そん
な大山教授の態度に高浜も不満を持ち、正人にあんなに偉そ
うにさせていいんですかと不服を唱えます。しかし正人は高
浜の言うことには構わずに、出かけるのでした。

明子は由紀子に会いたいと電話をします。そして由紀子に会う
と、正人ととの関係を尋ねます。由紀子は何とかしらばっくれ
ますが、明子は正人を信じるつもりになっても、疑いを拭いき
れませんでした。

今度は今日このマンションを明子は訪れます。京子は明子に
帰ろうといいますが、明子は拒絶します。仕方ないので正人
に電話を掛けて、今日はここに泊めることを伝えました。

その後結城家に誰かがやって来ました。深夜だったので、正人
は用心してドアを開けると、そこに居たのは由紀子でした。
由紀子は明子が自分に悩みを告白して辛そうにしているのを
見ていられないと、正人に話します。さらに離婚して結城家に
住むとまで言い出します。そんなこと出来るはずがないと正人
は拒否します。するとチャイムが鳴り、秀彦が由紀子を迎えに
来たのでした。

明子は京子に、正人も由紀子も本当の事を教えてくれないと
不服そうにボヤくのでした。そこへ京子に電話が掛かってきま
す。潤からでした。二人は会う約束をします。

翌朝京子は研究室で正人に、明子は元気の高校へ行った事
を話します。正人は胸をなでおろします。

潤との待ち合わせでビレッジに行き待とうとする京子に、その
約束は取消になったとマスターの村井が言い、常連の三崎も
いました。村井は続けて潤は江上の居所が分かってそこへ
向かったこと、京子が場所を聞くと三浦の長井だと話しました。

京子は長井に行き、潤と落ち合います。明日江上が船でここ
に戻ってくるという情報を、潤は掴んでいることを京子に話し
ます。二人は明日の朝まで待つことにします。

正人は柳田に会って、明子が出生の秘密に気づき始めたこと
を話します。そして柳田は正人に妙子が研究室の披露パーティー
が行われた東京ホテル浦島を抜け出た後の足取りが分かった
と報告します。妙子はホテルを出た後タクシーで新宿花園町の
ラブホテルに向かったの、運転手の証言が取れたこと、そこで
男と待ち合わせ、あの川崎のモーテルに向かったらしいと柳田
は話しました。正人は衝撃をうけるのでした。ホテルの名前は
ホテルニューホープでした。

翌朝京子と潤は、長井に戻ってきた船から江上の身柄を押さえ
ました。京子は脅迫電話や、ガス線を切った犯人はあなたかと
江上に尋ねます。江上は何か言いかけた後、時効まで待ってく
れと答えるのでした。その瞬間誰かが空気銃で撃ってきたので、
その隙に江上は逃亡します。潤は撃ってきた相手を追跡します。
相手が車で逃亡しようとするので、潤も乗ってきた車で追い掛
けようとしましたが、車のタイヤに事前に仕掛けがされており、
逃げられてしまいます。また江上を追い掛けた京子も逃げられ
てしまいました。

秀彦が研究室にやって来て、正人に由紀子が離婚届を出して
来たことを言います。そこへ大山教授が割って入ってきたので、
秀彦は一旦退散します。

由紀子に「明子の母親か」と聞いてくる、男からの不審な電話が
掛かってきて、由紀子は怯えました。

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研究室にいる正人にも、「江上のことを知りたくないか」と聞い
てくる。男からの不審な電話が掛かってきて、正人も怯えます。
正人は、研究室を出て何処かへと向かうのでした。

ホテルニューホープへ行って由紀子が部屋に案内されると、何と
そこには正人がいたのでした。正人も驚いているとそこへ不審な
男からの電話があり、「カミさんが男と会っていた部屋にいる気分
はどうだ」と言って、電話は切れました。とりあえずホテルの部屋
から出ることにした二人ですが、ホテルからでたところを何者かが
写真を撮っていたのです。

この写真が、正人の大学の教授会に送りつけられ、大山教授が
正人に大学の名誉が傷つくし、教授会を説得できないと、文句を
付けるのでした。

なんとこの写真は結城家のポストにも明子宛で入れられていて、
明子が中身を開けて見てしまいます。さらに秀彦にも送られて
いたのでした。秀彦は由紀子に離婚は絶対しないと言い放ちます。

正人が家に帰ると、明子が焚き火をしており、明子が家の中に入っ
た後、正人が燃えカスの処分をしている時に燃えカスをよく見ると、
それは、例の正人と由紀子がホテルから出て来る写真だったのです。

この写真を見た明子の気持ちはどれ程のものだったか、想像するの
も辛いですね。空気銃で打たれても怯まず相手を追跡しようとする
潤を演じる松田優作の姿は、シビレますね。


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