探偵物語 松田優作 第11話 「鎖の街」

松田優作の代表作の一つと言えるドラマですね。
松田優作演じる主人公工藤俊作は、サンフランシ
スコで刑事をしていた経験を持ち、仲間を殺され
た過去を持ち、仲間を作ることを恐れるようにな
り、日本に戻り東京で探偵事務所を構えます。

第11話は、事務所でカップラーメンを食べている
工藤に銀行から電話があり、残高不足で公共料金
の引き落としが出来ないと言われます。

そこへ、木下一(岩城滉一)と名乗る男が突然やっ
て来ます。取立屋をしている木下は、ダンディー
(重松収)の紹介でここに来たと言います。そして、
クラブ・グレースのホステス妙子(尾木まゆみ)の
依頼で、池内商事の池内(ロッキー畑)から100万
円を取立てるはずだったが、相手が屈強過ぎて
歯が立たないので、手伝って欲しいというのです。
工藤はナンシー(ナンシー・チェニー)とかほり
(竹田かほり)からの借金もあったので、仕方なく
25万円の報酬で引き受ける事にするのです。

2人が池内商事に行くと、債権者に全て持って行
かれて何も残っていないと池内は言いますが、木
下が札束を数えているところを見たと言って、支
払うように要求します。そして工藤が銃を撃つ振
りをして、上手く池内を椅子に括り付けて、電気
ショックを与えて金の在りかを吐かせるのでした。

そしてクラブ・グレースに2人は向かい、妙子に
金を渡します。妙子のそばに多美(飛鳥裕子)と
しずほ(三浦リカ)の2人のホステスがいました。

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木下から報酬を受け取った工藤は事務所に戻って
眠ります。すると夜中に突然木下が事務所に現れ
ます。多美の部屋へ行き、取立ての打合せをして
いると無言電話があり、半年前に別れた男からだ
ろうと言うので、面倒に巻き込まれたくないので、
多美の部屋を後にしたが、手帳を忘れた事に気付
いて多美の部屋に戻ると、何と多美が殺されてい
たと言うのです。工藤は部屋の中で変な事はしな
かったか木下にたずねると、指紋を拭き取ったと
言うのです。木下は匿って欲しいと工藤に頼みま
すが、工藤は警察にありのままを話した方がいい
と言います。

そこで木下が警察に行くと、服部刑事(成田三樹
夫)、松本刑事(山西道広)から厳しい取調べを受け
るのです。そして木下の部屋からガサ入れの際に
半年で300万円も貯まった通帳が見つかっており、
この金目的で、多美を強姦して殺したのだろうと
木下を問い詰めるのです。

しかし木下が多額の金をホステスの売掛金の取立
で稼いでいたのは、自分に靴をプレゼントしてく
れた志乃の借金を肩代わりするためだったのです。

志乃は銀座のアザミというバーでホステスをして
いた時、御曹司と付き合い始めたことから、多美
(アザミ時代は夕子)の恨みを買ってしまい、罠に
嵌められ、シャブ漬けにされて、現代金融の一条
(内田稔)によって売春させられ、金を巻き上げら
れるカモにされてしまっていたのです。

そしてしずほは、実は志乃の妹で姉の復讐のため
に、グレースにホステスとして潜り込んでいたの
です。

果たして木下の濡れ衣は晴れるのか、しずほの復讐
は達せられるのか・・・

今回のゲストは岩城滉一さんです「俺たちに墓はな
い」や「蘇る金狼」など松田優作との共演も多いで
すね。岩城滉一さんといえば、デヴュー前は舘ひろ
しさんとバイクチーム「クールス」に所属し副団長
だったことでも有名ですね。クールスは矢沢永吉さ
んのバンド「キャロル」の親衛隊でもありました。


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