探偵物語 松田優作 第7話 「裏街の女」

松田優作の代表作の一つと言えるドラマですね。
松田優作演じる主人公工藤俊作は、サンフランシ
スコで刑事をしていた経験を持ち、仲間を殺され
た過去を持ち、仲間を作ることを恐れるようにな
り、日本に戻り東京で探偵事務所を構えます。

第7話は、工藤は美容室のオーナーの芦川志津
(赤座美代子)から、人探しの依頼を受けます。
探しているのは、トルコ帰りに、店の看板を壊
していった池田正吉(草薙幸次郎)という男で、
工藤は前金として5万円をもらいます。

店を出たところで、志津の娘の亜紀(舛田紀子)
が工藤に声を掛けて来ます。亜紀は工藤が母親
から5万円貰った事を知ると、池田の居場所を
知っているから半額くれないかと言い、工藤が
断ると1万円でもいいからと頼んで来るのです。
工藤は千円だけ渡し情報が本当だったら残りの
9千円を払うと言いました。

工藤は亜紀から、池田は廃品業を営んでおり、
「尾張屋」という飲み屋に行けば、居場所を教
えてくれると聞き、早速尾張屋に向かいます。

店の主人の江原(梅津栄)から教えてもらった池
田の居場所に行くと、確かに池田正吉商店とい
う看板がありました。中へ入った工藤に池田は
突然襲い掛かります。酔っている池田は、「誰
が脅されたからといって金を払うか」と言うの
です。

手が付けられないと判断した工藤は、一旦退散
することにしますが、争った時に池田の血が付着
したので、ハンカチで拭き取ります。

その後、服部刑事(成田三樹夫)、松本刑事(山西
道広)が工藤の事務所にやって来ます。なんと池
田が殺害されていたのです。。2人は工藤の上着
から血の付いたハンカチを見つけ、任意同行を求
めます。そして鑑定の結果池田の血液と一致した
ので、志津に頼まれて殺して池田の金を奪ったの
だろうと問い詰めるのです。工藤は弁護士を呼べ
と叫びます。

ニュースで工藤が殺人の容疑で捕まった事を知っ
た相木弁護士(倍賞美津子)は、工藤に会い話をし
ます。しかし工藤が、相木の事を頼りないと言っ
たので、怒った相木は、頼りないかどうか証明し
てやると言って、独自に捜査を始めるのです。

相木の捜査によって、亜紀が池田に会って金をも
らっていた事が分かります。しかも亜紀は妊娠し
ていたのです。

実は亜紀は彼氏の植木(若杉透)の子を妊娠してお
り、その子を堕ろす金が必要だったのです。

池田を殺した真犯人は誰れなのか、池田と亜紀の
関係、志津と池田の関係は・・・

今回は、悪役商会の丹古母鬼馬二さんや、たこ八
郎さん、梅津栄さんなどの脇役で出演されている
方々の存在感が非常に光る内容でした。また相木
弁護士演じる倍賞美津子さんは、主役の松田優作
を喰う勢いの活躍振りです。


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