最も危険な遊戯に続く、遊戯シリーズ第2弾。監督
は第1弾同様、村川透さんです。
5年前に頭山会会長(今井健二)を暗殺した鳴海は、
目撃者である会長の秘書美紗子(中島ゆたか)を
殺そうと銃を向けるも、「あんたは運がついてる」
と言って殺さずに立ち去り、日本から姿を消します。
そして再び帰ってきて港に現れる鳴海を待つ、舎
弟の文太(阿藤快)。鳴海は文太とともに「ゴキブ
リ商事」という、ホステスのツケの取立て屋を始
めます。
そして鳴海は5年ぶりに美しく着飾った美沙子と再
会するのです。美沙子は銀座のクラブ「アラビカ」
のママで、老舗暴力団の寿会会長の勝田(佐藤慶)
の愛人なのです。
アラビカに行き美沙子と会おうとする鳴海ですが、
寿会の組員に痛めつけられ、勝田の元へ連れて
来られます。勝田からもう一度仕事をする気はな
いかと聞かれます。
勝田は、弟分だった花井組組長の花井(草薙幸二
郎)が、完済の組織をバックにのし上がってきた
のが面白くないので抹殺したいし、花井も勝田を
関西の組織を使って殺したいと思っているのです。
そんな中、アラビカに来ていた勝田が花井組の殺
し屋に発砲されて負傷します。そこで勝田は鳴海
を呼んで、2千万円で花井を暗殺するよう依頼し
ます。
一方勝田が撃たれたことで頭にきた寿会の二宮は、
勝田の命令を無視して花井組に猟銃で発砲します。
二宮の恋人の昭子(竹田かほり)は、花井組の植木
(山西道広)に強姦され死亡し、二宮も東京湾に沈め
られてしまいます。
鳴海は花井に2千万円で勝田を殺すよう依頼されま
すが、勝田とも契約していたんだと言って、花井
を射殺し、花井組を壊滅させます。
鳴海は花井殺しの報酬を要求しに勝田に会いますが、
勝田は言った覚えはないととぼけ、人質にして宙吊り
にしていた文太を見せつけ、鳴海に銃を捨てさせます。
鳴海は寿会の組員に痛めつけられますが、夜になっ
て隙を見て文太と逃走します。鳴海は美沙子のマン
ションに行き手当を受けて、2人は激しく抱き合い
ます。
寿会の事務所に行く美沙子。そして鳴海も事務所に
侵入し、寿会組員を皆殺しにして、勝田も殺害します。
そして美沙子に口づけをして、美沙子も殺害します。
鳴海は2千万円を文太に残し、羽田空港から飛び立
つのでした。
遊戯シリーズの第二弾も、松田優作のハードボイル
ドさが光る作品です。相変わらずの凄腕です。あまり
出番はなかったですが、後にドラマ「探偵物語」で
レギュラー出演する竹田かほりさんが出演しています。
甲斐バンドの甲斐よしひろさんの奥様ですね。