赤い迷路 あらすじ 第8話 「出会い」

柳田は正人と会い、凶器であるヘルメットをモーテルに
持ち込むことに不自然さを感じ、潤が犯人とは考えにくい
と言います。

潤の取調べは続き、柳田は姉さんをかばって自白した
以上、このまま起訴するしかないと言います。潤は姉さん
は犯人ではない、姉さんが俺を罠にはめるはずがないと
言うのです。

また柳田は正人に、江上勝が生きていることを、当局に
報告したことを告げます。正人は落胆します。これで警察
より早く江上を見つけないといけなくなったのです。

ビレッジの常連客の三崎は高校から家に帰る途中の明子
を物陰から見つめ、ビレッジの前でわざと買い物袋を持っ
た明子にぶつかり、袋から落ちた物を明子と一緒に拾い
ます。ビレッジのマスターの村井が驚いて店から出てきた
ので、三崎は代わりになる袋を持ってこさせます。三崎は
明子に買い物袋を持って家までおくってあげると言います。

家まで来た三崎は、送ってもらったお礼を言う明子に構う
ことなく、勝手に台所まで運んであげると言って、家に上が
り込みました。三崎は家の中をいろいろ見ていましたが、
そこに村井から電話があり、三崎は結城家を出たのでした。

研究室にいた京子に、また以前家に電話してきたのと同じ
男から、電話がかかってきたのです。電話の男はまだ正人
ろ仲良くしているのか、妙子夫人と同じようにあると言った
だろと言い、さらに正人に江上を探すのを止めるように伝え
ろと言いました。

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そして結城家に由紀子から電話がかかってきて、電話を明子
が取ったので、正人は受話器を取上げて、明子に席を外す
よう命じます。由紀子は正人に江上から電話あったこと、明日
12時に会う約束になったことを話しました。

翌日正人と由紀子は野球場に来ていました。まもなく
なるので、由紀子のそばを離れようとする正人の腕を由紀子
は掴んでそばにいてほしいと言います。正人は近くで見てい
るからと言って安心させて、その場から隠れます。すると江上
がやって来ました。しかし正人と由紀子の姿を見た江上は逃
亡します。追いかける正人ですが、見失ってしまいます。

由紀子も正人の後を追いますが、明子の姿を見つけて驚き
ます。明子は由紀子にこの前酷いことを言ったことを謝ります。
由紀子は喜びますが、江上と明子が会わないようにとタクシー
に明子を乗せ、家に帰らせるのでした。その後正人が江上を
見失ったと言って戻ってくると、由紀子は明子がここに来ていて
謝ってくれたことを喜んで話すのを聞いて、正人は狼狽します。

結城家に柳田が来たので、正人は江上に会ったが逃げられた
ことを告白します。柳田は正人に、かじや町のビル建設現場に
江上に似た男がいるという情報を、密かに漏らすのでした。

正人はすぐにその工事現場に向かいましたが、江上は辞めた
後でした。あさひ町のドヤ街にいるらしいという情報を得た正人
は、ドヤ街に向かいますが、誰も江上を知る者はいませんでした。
さらに刑事も江上を探しに来たことを聞いた正人は焦ります。
その時、ビレッジの常連客の三崎も刑事のふりをして江上を探し
ているようだったのです。

潤の取調べをしている柳田のもとに、科捜研から電話が入り、
妙子の傷とヘルメットの傷が合わないこと、またヘルメットに
付着した妙子の血液と毛髪も偽装の可能性があるという結論
でした。柳田は、潤の不起訴を決め釈放する事にしたのでした。

潤は由紀子の家に行き、由紀子は潤の姿を見てとても嬉しがり
ます。潤は由紀子を疑っていたこと、そして由紀子をかばうた
めに自白した事を正直に打明けます。ただ潤は由紀子と正人の
関係が気掛かりでした。

帰る途中、潤は明子と出会います。そしてすれ違った時、明子
に水溜りの水を引っ掛けて通り過ぎる車があり、潤は車の行く手
に立ちはだかったので、車の2人と喧嘩になります。潤は明子に
謝るよう言いますが、2人は車で逃げて行きました。明子と潤は
お互いを見て笑顔になり、家路につくのでした。

大学から帰ろうとする正人京子が呼び止め、江上という男を探し
ているのか尋ねます。驚く正人に京子は知らない男から掛かって
きた電話のことを話します。正人は京子に江上の事を話さないよ
うに頼みます。この2人の様子を大山教授が何とも言いようのない
表情で見ていたのでした。

家に帰るとポストに手紙のようなものを正人は見つけます。それ
には、「明子の父は結城正人ではない」と書かれており、正人は
驚愕するのでした。

潤と明子のすれ違うシーンはとても爽やかで微笑ましいですね。


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