石原裕次郎と渡哲也のダブル主演に加え松
田優作 もレギュラー出演という豪華俳優陣
による、大都会シリー ズの第2弾
旧日本陸軍通信兵の下田徹男(長谷川弘)は、
1977年12月31日の朝、区会議員の秋吉英機
(佐原健二)の自宅で、佐原をナイフで脅迫し
て金を奪おうとしますが、逆に秋吉にナイフ
を奪われ、メッタ刺しにされてしまいます。
渋谷病院に搬送されますが、危篤状態に陥っ
てしまうのです。
そして城西署に加害者は秋吉という、傷害事
件の通報が入ります。黒岩(渡哲也)と神(神田
正輝)が秋元邸を訪問します。事情を聞くと秋
吉は、男が突然入ってきたから撃退したとい
う趣旨の主張をします。
その頃被害者の下田の家を家宅捜索すると、
何と下田は城西署が指名手配していた連続窃
盗犯だったのです。しかし盗品リストには載
っていない高級腕時計がそこにはあったのです。
報道では、秋元が正当防衛で下田を撃退した
ということになっている中、例の高級腕時計
を捜査したところ15年前の質屋での殺人事件
の際に盗まれたものと判明。その事件を捜査
課長の山本(滝田裕介)が当時担当していたの
ですが、容疑者の秋吉にアリバイがあり、未
解決になっていたのでした。
しかし秋吉は、自分のアリバイ作りのため、
高級腕時計を、当時映画館の用務員だった下
田に与え、映画館で映画を見ていたと口裏合
わせをさせていたのです。
下田が危篤で証言が取れないため、山本は秋
吉を任意で出頭させますが、秋吉はもちろん
否認し、さらに、秋元はのバックの国会議員
から城西署に圧力がかかり・・・
今回ゲストの佐原健二さんは、石原裕次郎行
きつけのバーのマスター役で、西部警察にレ
ギュラー出演されていました。60年代70年代
には、ゴジラなどの特撮映画に数多く出演さ
れていますね。