石原裕次郎と渡哲也のダブル主演に加え松田優作
もレギュラー出演という豪華俳優陣による、大都
会シリー ズの第2弾
第22話は、旋盤工の木島猛の拳銃による他殺死体
が発見され、現場から、未解決の帝国銀行からの
金融窃盗事件の現場に残されていたものと同一の
指紋が見つかります。
黒岩(渡哲也)らは、木島の交友関係の洗出しを行
い、5年前まで勤めていた岡部印刷社長の岡部と
呑んでいたという証言が得られます。丸山(高品
格)と徳吉(松田優作)が岡部を訪ねます。
岡部は元職業軍人と語るのですが、物音に対して
異様な反応を示し、挙動不審になるといった態度
が、丸山は気になるのでした。そして黒岩は、丸
山に独自に岡部の捜査を依頼します。
その頃大内(小野武彦)の聞き込みで、木島が5日前
に元暴力団構成員の常山(笹木俊志)と口論していた
ことが分かり、常山を張り込みます。
ところが、木島の高校時代からの親友で城西署が
マークしていた宮坂(石川敏)が射殺されます。
そんな中、常山の女(伊佐山ひろ子)がいることが分
かり、徳吉と神(神田正輝)が聞き込みに行きますが、
不発に終わり、徳吉は女の後をつけます。そして女
と常山が合流したところで、逮捕しようとしますが、
女の邪魔によって取り逃がします。
そして丸山が銃で命を狙われますが、失敗に終わり、
銃弾を鑑識で調べたら、宮坂が殺された銃弾と一致
するのです。
そして岡部宅をガサ入れすると、なんと大量の現金
が発見され、一部が帝国銀行から盗まれたものと一致
したのでした。
今回のゲストの根上淳さん、さすがベテランなので、
こういう狂気な感じの役を、非常に上手く演じられて
いますね。
また、徳吉演じる松田優作が、常山(ツネヤマ)とトコ
ヤマと間違えるシーンなど、松田優作のコミカルさも
味わえる内容にもなっていますね。