石原裕次郎と渡哲也のダブル主演に加え松田優作
もレギュラー出演という豪華俳優陣による、大都
会シリー ズの第2弾
第20話は、徳吉(松田優作)が警察学校時代の同期
で、城北署防犯課の中西(小野進也)と呑んだ後に、
1通の封筒を渡され、中西は俺が死んだら封を開
けてくれと言われます。
そんな2人のいる店を怪しい男須田(伊藤高)が見
張っているのです。しかも徳吉が自宅のアパート
に戻ると部屋が荒らされていたのでした。
その後、刑事が自殺したと通報が入り、なんと中
西だったのです。現場では中西の妻(片桐夕子)が
憔悴しきっていました。
徳吉が中西から渡された封筒を開けると、何かが
書き込まれているメモと、女とのツーショットの
写真が入っていました。中西は売春組織に女を斡
旋して賄賂を得ていたのです。
城西署は中西を自殺ということで捜査を終了しま
すが、徳吉はメモに書いてあったキャバレーに行
きます。そのキャバレーが売春組織で女を斡旋す
る場所で、徳吉は中西と一緒に写っていた女のみ
ゆき(岡尚美)に接触し、詳しい話を聞くためにみ
ゆきの自宅に向かう途中に、トラックに轢かれみ
ゆきは死亡します。
単独捜査の責任を感じた徳吉は辞表を黒岩(渡哲
也)に提出します。黒岩は徳吉を謹慎処分にします。
その後トラックの運転手を追い詰める徳吉ですが、
その男が吐血し、渋谷病院に運ばれます。そして
運転手を殺そうと渋谷病院に須田が乗り込みます
が失敗。そして須田も何者かに刺されて死亡。
徳吉は、中西の妻が怪しい睨んで・・・
やっぱり松田優作が話の中心だと面白いですね。
黒岩演じる渡哲也が、中西の自殺のあと、しょっ
ちゅう会っているのかと、中西との接触回数の
ことを聞いているのが丸分かりなのに。「奥さ
んとですか」っていうセリフと件なんて、まさ
にアドリブじゃないかと思えるんですけど、
さすがですよね。