赤い迷路 あらすじ 第4話 「姉弟」

正人の精神鑑定で、潤は何度も妙子と情事を重ねた
上に殺害したと言って、正人を動揺させるのです。

由紀子は結城家を訪ね、正人の帰宅を待ちますが、
帰宅した正人は、由紀子にもうこれ以上明子に接触
しないように頼みますが、優しくしてもらっている
明子は、正人の態度に対して、反抗します。

正人は大山教授から、潤の精神鑑定を引き受けた
ことを咎められますが、正人はそれに負けずに鑑定
を続けます。

柳田が正人を訪ねてきて、一つの仮説を話します。
それは妙子は誰かから恨まれていて、潤によって
殺されたのではないか、そして潤を利用したもは
由紀子ではないかと疑っているのです。由紀子は
私生児として生んだ明子を、正人と妙子に引き取っ
てもらったものの、成長した明子をみて妙子に対し
嫉妬を感じたのではないかというのです。

そこへ正人が研究室へ呼び出していた由紀子が
やって来ます。由紀子と潤は京都の西陣織者問屋
に生まれ、何不自由なく育ち、人生を過ごしますが、
潤が昭和46年の3月に勤めていた一流企業を辞め、
さらに軽い言語障害を患ってしまったのです。正人
は潤が仕事を辞めた理由を由紀子に訪ねますが、
由紀子は、ただ潤の無実を主張するだけなのでした。

正人が帰宅すると鍵もかかっておらず、明子も不在
だったため、不安になった正人は由紀子に電話した
丁度そのとき、明子が買い物から帰ってきたのです。
正人は明子に、由紀子は妙子殺人の容疑で捕まった
潤の姉であることを告げ、明子は大きくショックを
受けます。

そして京子は、結城家の最寄りの喫茶店「ビレッジ」
で、常連客の三崎ととマスターの村井に潤のことを訪
ねます。潤は勤めていた企業のサッカーの花形選手で
あったが、会社を辞め、心理的な影響で言語障害も患
ったことを聞きます。また京子の誘導で、会社を辞め
た原因は恋人が死んだショックからであることも、
二人から聞き出しました。

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京子は正人の研究室を訪れ、中根ふじこという女性を
知っているか尋ねます。しかし正人は聞いたことのあ
る名前ではあったものの、うろ覚えでした。京子は昭
和46年の3月に通り魔に襲われ殺害された被害者であり、
潤の恋人であったことを告げます。正人は非常にショッ
クを受けるのでした。

正人は電話で由紀子に中根ふじこのことを尋ね、潤の
恋人であったことを告げます。由紀子驚いているよう
でしたが、ふじこのことは知っていたようなのです。

実は中根ふじこ殺害の犯人の精神鑑定をしたのは、
なんと正人だったのです。

再び潤の鑑定をする正人。正人は潤に中根ふじこの
こと、犯人の精神鑑定をして心神喪失の鑑定結果を
出したのは自分であることを話します。

潤は犯人は正常だったはずだと強く主張し、正人への
憎しみから精神異常を装って、妙子を殺害したと言う
のです。潤が暴れだしたため、拘置所に移送されてし
まいました。

正人は、潤は不安定さはあるものの、精神は正常との
鑑定書を作成するのでした。

正人と潤の絡みですが、ベテランの宇津井健に対して
でも、松田優作は堂々と演技していますねぇ。


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