柳田から結城家に電話があり、正人は犯人が警察に捕まった
こと、そして捕まったのは潤であることを聞きます。由紀子
の弟の潤が逮捕されたことを聞き、正人は衝撃を受けます。
正人のもとへ来た明子に、犯人が捕まったことを告げると、
明子は、犯人が捕まっても妙子はもう戻ってこないと嘆くの
です。正人は綺麗な思い出だけ残して忘れようと言いますが、
明子はそれを聞いて、本当は妙子がモーテルでいかがわしい
ことをしていたと疑っているからこそ、綺麗な思い出なんて
いう言葉を遣うんだろうと、正人に強く反発するのでした。
潤が逮捕されたことで、明子は高校に登校し始めますが、
やはり白い目で見られることが、我慢できませんでした。
潤は取調べで犯行を否認します。
由紀子は、正人の研究室を訪ね、潤の無実を信じてほしい
と正人に訴えますが、相手にしてもらえず、研究室を後に
します。潤のアパートに戻った由紀子のもとに、京子が訪
ねて来たので、潤の無実を信じていることを話しますが、
京子に本当は疑っていることを見抜かれたため、興奮した
由紀子はまたしても体調が悪くなったため、京子は由紀子
を実家に送り、由紀子の夫、桜井英彦(垂水悟郎)に入院
することを提案します。
そして京子は正人に潤の過去を尋ねますが、これ以上事件
に関わらないでほしいと言われてしまします。そして正人の
助手の高浜(中条静夫)から、明子が行方不明になったこと
を聞いた正人は、柳田にもそれを報告します。
自治は明子は、妙子の死んだモーテル付近をふらついて歩い
ており、車に轢かれそうになり、警察に保護されます。
家に帰った正人と明子は、お互いに妙子のことを疑っていた
ことを告白し、二人の仲は回復したのでした。
その後柳田から電話があり、正人は潤が自供したと聞きます。
しかし供述が支離滅裂なため、弁護士の希望で精神鑑定をする
ことになり、その依頼が正人に来るのです。
正人は研究室の京子たちから、精神鑑定を断るように進められ
ますが・・・
潤が自供したのは、果たして本当に犯人なのか、それとも何か
別の意味があるのでしょうか。