赤い迷路 あらすじ 第21話 「約束」

次の日の朝、明子は正人に手紙のことが本当かどうか
を尋ねますが、正人はデタラメだと答えます。

正人が大学に行くと、高浜から川原主任教授が読んで
いると言われます。国際心理学会のことかとつぶやき
ます。高浜は正人から課題を与えられないので、いら
いらしていました。正人は京子に学会出席を断ろうか
どうか迷っていると話します。京子は正人を励まして、
明子も元気になったしと言いますが、正人はそうじゃ
ないんだと苦悩の表情になるのでした。

明子は桜井家を訪れ、潤の遺骨のある仏壇に線香を
あげます。明子は自分に送られて来た江上の顔写真
を由紀子に見せ、この人が本当のお父さんなのかを
尋ねます。由紀子はうろたえます。さらに明子は手
紙に書いてある、「貴女の父江上勝は生きている、
あと1ヶ月逃げ切れば、貴女の前に現れる」という
内容の逃げ切るとはどういうことかと尋ねます。こ
の写真の人に会い優しく絵を教えてもらった、どう
して1ヶ月逃げないといけないのか教えてほしいと
由紀子に詰め寄ります。明子はお母さんなら教えて
とさらに詰め寄ります。由紀子は許してと言って白
を切り続けます。明子は桜井家を出ました。

明子は公園で1人思いを巡らせます。そこに京子が
通り掛かり、明子に声を掛けます。明子は由紀子に
父親の事を尋ねてみたが、二度と誰にも尋ねないと
京子に言うのです。そして父親のことを尋ねると、
みな悲しそうな顔になるからとも言います。正人が
寂しそうなので、結城家に遊びに来てほしいと、明
子は京子に頼みました。京子は明子を産みに誘い、
潤の思い出を話し出します。京子は話しながら、潤
に恋していたことに気付き、潤の追想するのでした。

大学の正人に由紀子が会いに来ます。由紀子は明子
が江上に2回も会い、1回は絵を習い、もう1回は明子
の部屋に入ってきたことを報告します。初めて聞いた
正人は衝撃を受けます。由紀子はどうしていいか分か
らないと動揺するのでした。

明子は東京地検を訪れ、柳田に三崎に面会させてほし
いと依頼します。

マロニエという喫茶店で京子と会っている柳田は、明子
が東京地検の来て、三崎に会いたいと言ったことを話し
ます。柳田は京子に、明子を説き伏せてほしい、由紀子
の事を前も上手く説明したので、今回の父親の事も上手
く説明して欲しいと依頼するのです。

桜井家に掛かってきた電話に由紀子が出ると、相手の
男が俺だと言いました。きっと江上勝です。由紀子は
家をを出ます。そして刑事が由紀子の後をつけます。
由紀子は京王クラウン街のとある待ち合せ場所で暫く
待っていましたが、江上が現れないので、由紀子は諦
めて家に帰ります。

帰るとクメが、会社の下絵屋が来ていると由紀子に
伝えます。それは江上でした。尾行してきていた刑事
をまくにはこうするしか無かったと由紀子に言います。
江上は明子に会わせてほしいと由紀子に頼みます。
由紀子はこのまま帰って欲しいとお願いしますが、
江上は明子を抱き締めたいと言って泣いて頼むです。

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正人を呼び出した由紀子は、江上に明子と会わせると
約束してしまったことを話します。正人は育ての親と
して断固拒むのでした。

研究室に戻った正人に京子は、明子を江上に会わせた
方がいいこと、嘘偽りは明子に通らないと助言します。
正人は本当の父親が殺人犯と知ったら、明子はまた
自殺を図るのではないか心配だと言って、会わせる事
を拒みます。

取調中の三崎は、幸せな家庭を壊したいという目的を
主張するばかりで、さらに妙子を脅すと幸せな家庭を
守るために必死だったとも言います。これを聞いた柳田
は激昂します。

柳田は正人に、江上の逃亡先に踏み込んだが、逃げら
れたので、指名手配することになったため、江上の顔写
真が交番や駅などあらゆるところに張り出されるように
なりそうだと報告します。明子が真実を知るのも時間の
問題になったとも言います。正人に悩んでいる時間は
ないと柳田は助言します。正人は明子に江上と会わせ
て、江上を自首させようと考えていることを打ち明けます。
そして柳田に江上の逮捕をもう暫く待ってほしいと頼み
ます。柳田は俺に犯人蔵匿の片棒を担がせるつもりか
と、呆れ返ってうんざりするのでした。

正人は江上に明子とと会わせると、由紀子に電話で言い
ます。午後1時に江上を広尾の自然公園に連れて来て
くれれば、自分は明子を写生に誘って来ているからと
伝えます。秀彦はこの電話のやり取りを聞いていました。

その後秀彦は、犯人を逃がすのと同じだと、由紀子を
非難するのでした。

正人は明子を予定通り誘います。しかし秀彦は公衆電話
から警察に電話したのです。広尾の公園に、警察がうろ
つき始めていることに、正人は気付きます。

そこへ江上がやって来て。正人に声を掛けようとしたその
時、「明子」と正人は大声でを出しました。江上はそれで
周囲の異変に気付き、警察がいることも目に入ります。
警察が江上を追いかけ始め、江上は逃亡しました。

正人は、江上は裏切り者だと思いながらも、由紀子に電話
で江上が逃亡した事を伝えます。

その頃京子は、明子に真実を伝える事を決心したと柳田に
伝えていました。

明子は本当の父親が殺人犯ときかされたとき、どんな反応
を示すのか、気になります。


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