ともだち 映画

1974年公開の日活の児童映画です。内容がすごく感動的で
これぞ、子供たちから大人まで見るべき児童映画と言えると
思います。担任の戸山先生役に地井武男、松田優作は、主人
公の少年の家が営むお弁当屋で住込みで働く小松役です。

京浜工業地帯にある川崎に岩手から引っ越してきた良子は、
大気汚染のひどさのため、喘息を患ってしまいます。

新太は、ネクラそうな良子が席替えで隣の席になったのが
嫌なんで、担任の戸山先生に再度席替えをお願いするも
聞き入れられず、逆に戸山先生から、お前のような元気な
奴が彼女を引っ張って元気にさせてやってくれと頼まれます。

それでその気になった新太は、次第に良子と仲良くなってい
くのです。周囲のクラスメートやその母親までもが、喘息の
良子に、病気が伝染すると、冷たい態度を取っている中、
新太は、両親に通信簿に5が2つついたら、良子を家に呼ぶ
ことをお願いするのです。

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さらに新太は、悪ガキ仲間だけの秘密基地へ良子を招待
してあげ、ますます良子を元気にさせ、クラスメートにも
受け入れてもらえるよう、奔走します。

しかし、良子一家はおじさんの薦めもあり、転地療養を決意
するのです。そして良子が岩手に転地療養のために戻った
数日後、新太のもとに悲しい知らせが届いてしまうのです。

いやぁ、本当にいい映画です。大人は常に自分勝手で、純粋
な子供が傷つくんですね。大人になっても純粋さは失いたく
ないものです。そして新太のように、何の見返りもないのに、
良子のために奔走する姿はとても意地らしいんです。

松田優作は、主人公の新太を応援してあげるとても優しいお兄
さんという役柄。これもまた松田優作のいい味が出ています。

感動したい方にはお勧めです。


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