生きていることが辛いのは、自分が余計物であること

今日の名言
『自分の生きている事が、人に迷惑をかける。僕は
余計者だ。』という意識ほどつらい思いは世の中に無い。
(「パンドラの匣」新潮文庫より)

終戦後、結核療養所で療養生活を送る主人公のひばり
が、療養所に入る前の、肺炎を発症し、受験も断念して
浪人し、自分はまるで廃人だと思った時の言葉です。

どんな人でも生きている事が余計であるということは、
決してありません。

でも、主人公のひばりのように本人としては、自分の存在
が他人に迷惑をかけると思い、非常につらいわけです。

病気で何もできない、また障害があって動けない、様々
な人がいらっしゃるわけですが、どのような方々も生きて
いることには、きちんと意味があります。

だからその周囲にいる人間は、本人のつらいという気持
ちを理解した上で、接してあげないといけないのだと思い
ます。
パンドラの匣改版 [ 太宰治 ]
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