恐ろしく大きいものといえば

今日の名言
信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬ
は問題でないのだ。人の命も問題でないのだ。私は、
なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っている
のだ。」(「走れメロス」 新潮文庫より )

言わずと知れた「走れメロス」の中での、メロスの言葉
ですが、人と人との信頼関係、これがあるということは、
非常にすばらしいことですね。

人間が人間を信じられなくなったら終わりです。メロスが
自分のために身代わりとなった友人のセリヌンティウスを
救うため、そして人間を信じない暴君ディオニスを見返す
ために様々な困難を乗り越えて、約束の期限までに戻れる
ように走り続ける姿は、感動を覚えずにはいられません。

そしてメロスの言う、「もっと恐ろしく大きいもののため
に走る」の恐ろしく大きいものの意味については、いろいろ
解釈の余地があると思いますが、「信実」のことなのではと
思います。

人間が根本的に持ち合わせておきたいものである、信実。
この信実を実践するというか、証明するために、メロスは
走り続けるわけです。

信実即ち嘘偽りなく誠実であることを、人生において常に
意識して、そうあるように努力しないといけないと痛感
しました。
走れメロス改版 [ 太宰治 ]
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