至難の業に挑み諦めない

今日の名言
新しい芸道を樹立する。至難である。頭に矢が当らず、手脚
にばっかり矢が当る。最もやり切れぬ苦痛である。一粒の芥種、
樹になるか、樹になるか。
(「正義と微笑」より「パンドラの匣」新潮文庫収録)

何か新しいことにチャレンジするとき、うまくいかないことが
多いです。でも、うまくいかなくても自分で決めた限りは、
自分で納得いくまで、努力を続けることが大事なんです。

今日の名言の「頭に矢が当たらず、手脚にばっかり矢があ
たる」という言葉は、チャレンジする中でいかに苦しいかと
いうことがとてもよく表されている気がします。

いっそ頭に矢が当たって死んでしまった方が楽だというくらい
に苦しい状況に耐えている、まさに 艱難辛苦といったところな
のだと思います。

正義と微笑の主人公芹川進は、劇団に入り苦労を重ねて、
もう自殺寸前にまで追い込まれていたとき、劇団の団長の
言葉に勇気付けられます。

本当に、これくらい努力を重ねないと、何事も新しいことは
なし得ないということなのだと思います。
パンドラの匣改版 [ 太宰治 ]
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