幸せな人 不幸な人

今日の名言
負けた。これは、いいことだ。そうなければ、いけないのだ。
かれらの勝利は、また私のあすの出発にも、光を与える。
(「黄金風景」より「きりぎりす」新潮文庫収録)

子供のころきつくあたっていた女中と大人になってから再会し
ます。しかしその女中は、「あのかたは、お小さいときからひ
とり変って居られた。目下のものにもそれは親切に、目をかけ
て下すった」と言うのです。

人の悪口を言いたい時は多々あります。腹立たしい目に会えば
当然ふざけるなという思いになります。

でも言わないほうがいいですね。自分が矮小な人間に成り下がる
だけです。寛大な心を持つほうがよっぽどいいです。

また人の不幸は蜜の味と言いますが、人の幸福を素直に喜んで
あげられる人間でありたいです。特に自分自身の生活がうまく
いっていない時であっても、そうありたいです。その方が自分
も幸福な気持ちになれますし、それが太宰治の言うように、明日
の出発に光を与えてくれるのですから。
きりぎりす改版 [ 太宰治 ]
商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする